J1湘南ベルマーレが10日、平塚市の馬入グラウンドで20年シーズンに向けて始動した。

昨年10月の台風19号の影響で冠水し、復旧作業を続けてきた同グラウンドで約2カ月半ぶりのチーム練習。再整備された左半分のピッチで、約2時間にわたって今季初指揮に臨んだ浮島敏(びん)監督(52)は「(芝生整備を担当する)湘南造園さんはすごい会社だなとあらためて思いました。右側と左側をみると、2カ月ちょっとでこんなに良くなるなんて誰も想像していなかった」と尽力したスタッフ、関係者らに感謝の言葉を口にした。

シーズン途中の昨年10月から就任した同監督は指揮開始から数日後に台風19号に見舞われ、ほぼ馬入グラウンドを使用できない状況でJ1残留を争っていた。毎日違う練習場を使用する状況から脱出した指揮官は「ここにグラウンドがあると(クラブ施設などが)近いのだなと。選手が1番、ケアとか食事だとか、どうしても不十分だったので元に戻っていいですよね」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。