J1湘南ベルマーレのDF岡本拓也主将(27)とMF山田直輝(29)が27日に平塚市を訪問し、女性の健康づくりに必要とされる葉酸サプリメントを寄贈した。

同市の落合克宏市長と面会し、2人で葉酸サプリメント2000個分の目録を手渡した。同市では女性の健康づくりの一環として、妊娠前から妊娠、出産、産後までの女性を対象に葉酸の適性摂取を勧める活動「ひらつかはぐくみ葉酸プロジェクト」を展開。この活動に賛同した岡本、山田が同市役所と相談しながら今回の寄贈を決めたという。

2年前、同市役所健康課の活動に参加したことを契機に岡本は社会貢献に興味を持ったという。「未来の命を守る」「女性や子どもの健康を守る」とのコンセプトのもと、湘南のホームゲームなどで乳がん検診の啓発活動をサポートしてきた岡本は「毎年何かこういう活動ができないかなと思う中、話をいただいた。喜んでいただけると思うとうれしい気持ちでいっぱいです」と笑顔をみせた。

また岡本に誘われる形で2人で寄贈を決めたという山田は「湘南ベルマーレは地域にお世話になっている。地域に少しだけ初めて貢献できたなと思い率直にうれしい。今、新型コロナウイルスの暗いニュースが多いですが、明るいニュースを届けられればと思っていた。このような時世ですが、寄贈ができてうれしく思います」と口にした。

なお平塚市では、寄贈された葉酸サプリメントを母子手帳交付時の妊婦や、妊娠を考える若い女性の啓発活動などに活用する方針だという。