清水エスパルスのタイ代表FWティーラシン(31)が14日、オンライン会議システム「Zoom」で取材に応じた。ウェブ上での取材となり、多くのタイのメディアも参加。Jリーグのタイ語版フェイスブックでも生配信された。

新型コロナウイルス感染拡大により、クラブは先月15日から活動休止中。選手たちは個別に与えられたメニューをこなし、コンディション維持に努めている。「メニューをもらい、毎日トレーニングしている。フィジカルも保っているし、すぐに試合をやったとしても大丈夫」と頼もしい。

先月20日には、第2子となる男の子が母国タイで誕生した。新型コロナウイルスの影響で出産に立ち会えず、父親のティーラシンは現在まで1度も会えていないという。「毎日、LINE(ライン)のビデオ通話をしている。妻も子供たちも健康で、うれしく思う」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

2年ぶりのJ復帰。2月のリーグ開幕・FC東京戦ではゴールを決め、公式戦再開後も得点源として期待される。「過去の自分を越えたい。チームのためにプレーし、成長した姿をファンに見せたい」と意気込んだ。【古地真隆】