鹿島アントラーズは14日、クラブ初の“投げ銭企画”を行うことを発表した。

16日にJリーグ公式YouTubeチャンネルとNHK-BS1で過去の試合が放送されるのに合わせて実施する。スポーツエンターテインメントアプリ「Player!」上でOBによるライブ解説を配信し、その配信内で投げ銭による応援企画を行うという。テレビやパソコンなどで試合の放送を見ながら、スマホ片手にOBのトークを楽しむというもの。アプリ内で決済情報を登録すれば、好きなタイミングでクラブに対して“投げ銭”ができる。

一連のオンラインイベントを「鹿ライブ」と銘打ち、約5時間ぶっ通しのライブ配信に挑む。午後4時からJリーグ公式YouTubeチャンネルで配信される93年名古屋との開幕戦のライブ解説には、アカデミーテクニカルコーチの黒崎久志氏が出演。午後7時からNHK-BS1で放送される01年チャンピオンシップ磐田戦のライブ解説には、GK曽ケ端準とユースコーチの柳沢敦氏が出演し、当時のエピソードを語る。試合の合間となる午後6時からの配信にはMF土居聖真が出演し、ファンからの質問に答えるという。

4月24日のクラブ決算発表時には、小泉文明社長(39)が「クラウドファンディングや投げ銭などのデジタル施策で収益化を計る、またお客様の感動値をいかにスタジアムと同じようにキープできるかなど、無観客試合であっても入場料収入が0にならないような仕組みを準備したい」と話していた。Jリーグ再開後を見据えた鹿島の施策が、どのような反響を呼ぶのか注目される。