セレッソ大阪のFW鈴木孝司(30)とDF庄司朋乃也(22)が19日、オンラインで取材対応した。この日は大阪市で完全非公開の練習を行った。鈴木は昨年9月に、庄司は今年1月に結婚したばかりで、家族を持つことで責任感が増えた。

鈴木は昨年8月にJ2琉球から移籍し、11試合1得点だった。今季は正念場の1年になり、本人は「(2月の)ルヴァン杯、J1開幕戦もメンバーに入ることができなかったので、しっかり日々の練習からゴールを取ることを始めないと試合に絡めない。1日1日が勝負。FWとして勝たせる1点を取り、2桁ゴールを狙いたい」と意気込んだ。

今季のFWは、ブルーノ・メンデスと都倉が故障から完全復帰、ベルギーから豊川も加入し、MFもFWもこなす柿谷、西川を含めれば超激戦区のポジション争いになる。

「選手層は大事だと思うし、けがしないこともチームの力になる。(再開後の)対戦カードや日程出たので、それに向けて前向きに準備している。きつい日程なので全員にチャンスがある。練習中からいい声も出ているし、質も求めながらできている」と、昨季5位で今季は優勝を狙えるチーム事情を説明した。

17年途中からJ2金沢、大分に期限付き移籍していた庄司は、公式戦で経験を積んで今季から復帰となった。187センチのセンターバックとして、DFマテイヨニッチ、瀬古、木本、田平らとの定位置争いに加わっている。

「連戦になったらチャンスもあるし、しっかり準備をして頑張る。守備の選手なので、しっかりゴールを守り、得意の空中戦、カバリングをしっかり出したい」。今年1月に結婚していたことを、今月17日に発表したばかり。「1人じゃないので、今まで以上に頑張らないといけない」。C大阪下部組織出身のホープは、力強く言い切った。【横田和幸】