清水エスパルスは、開幕5連敗阻止と今季初勝利を目指す。17日は静岡市内で約1時間の練習。18日のアウェー神戸戦(ノエスタ、午後7時)へ備えた。ピーター・クラモフスキー監督(41)とDFファン・ソッコ(31)がオンライン取材に応じた。

今季は全試合で複数失点を喫し、クラブワーストの開幕4連敗中。攻撃の形は徐々に固まりつつあるだけに、守備の安定が勝利への近道になりそうだ。センターバックでの出場が濃厚なファン・ソッコは「守備の原則を守り、リスクマネジメントを徹底する。結果にこだわりたい」と、闘志を燃やした。

神戸は元スペイン代表MFイニエスタや前清水FWドウグラスなど、強力な攻撃陣を擁する。クラモフスキー監督は「相手に流れが傾いた時、守備が崩れないように戦うことが重要」と話した。

昨年12月の天皇杯準決勝以来となる神戸戦。この一戦でファン・ソッコはフル出場したが、1-3で敗れた。「借りを返したい。能力の高い選手がそろうので、個人でなくチームで守る」と力を込めた。敵地でタレント軍団を完封し、勝ち点3をたぐり寄せる。【古地真隆】