名古屋グランパスにとって、前半33分に許した1点が重かった。自陣でFC東京DF室屋に球をカットされ、そこからつながれて最後はFWレアンドロに右足で技ありシュートを打たれた。名古屋の選手が3、4人で囲んでいたが、狭いコースからゴールとなった。

DF中谷は「先制点を取られると、しんどい。(レアンドロには)うまくシュートを打たれた。間合いをあけすぎたのが反省点」。守備陣が厳しくチェックにいけず、数的有利の場面をうまく生かせなかった。

1点を追う後半から投入されたFW山崎は、シュート0本に終わった。金崎との2トップでプレーしたものの「ゴールにつながらず、勝ち、引き分けにもっていけず、FWとしては(チームを)助けられなかった」と悔しがった。

名古屋は8月1日柏レイソル戦に続く、今季2敗目を喫した。前節8日浦和レッズ戦は大量6得点の勝利だっただけに、アウェーとはいえ厳しい現実に直面することになった。

フィッカデンティ監督は主審の判定などに不満を示しつつ、「東京の方が我慢強かった。やるべきことをやっての勝利だった」と古巣東京の勝利をたたえた。