柏レイソルが、FWオルンガの今季17得点目で先制も、後半32分から3失点を喫し、横浜F・マリノスに逆転負けした。

柏は前半40分、左コーナーキックから、オルンガがDF三丸のクロスを頭で合わせて先制に成功する。しかし、横浜も後半から3バックに変更し、前線にFW前田、仲川とスピードのある選手を投入。横浜のスピードを生かしたカウンターに沈み、ネルシーニョ監督は「相手の攻撃を認めざるを得ない。追加点の機会はつくれたが決めきれず、相手の途中交代の選手の質、完成度も含め、相手のクオリティーを認めざるを得ない」と完敗を認めた。

フル出場したFW仲間は、追加点のチャンスで決めきれなかったことに加え、相手のハイプレスへの対応について触れ「押し込まれる時間が多くなったとき、意思疎通が乱れてショートカウンターを浴びてしまった。プレスをかいくぐるのか、シンプルにするのか、その意識が合っていれば…」と悔やんだ。ただ、10月7日にはルヴァン杯・準決勝で横浜と再戦する。指揮官は選手たちに「今日の内容を真摯(しんし)に受け止め、次のゲームに教訓を生かしてほしい」と求めた。仲間は「ルヴァンは一発勝負なので。この借りを返すにはすごくいい場所。次は勝って決勝に進みたい」とリベンジを掲げていた。

【岩田千代巳】