J1第23節が10月17、18日に行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。


※ファクト内の数字はJ1での成績

セレッソ大阪 – 横浜F・マリノス

・C大阪対横浜FMの通算41試合は16勝9分16敗。勝敗及び得失点も五分(ともに62得点)。セレッソは今対戦では現在13試合連続無敗(8勝5分)。ホームでの同対戦でも現在6試合連続無敗で、最後に同地で敗れたのは2011年6月(0-1)。

・C大阪は前節湘南戦(1-0)で勝利し、リーグ戦の連敗を2で止めた。ホームでの連敗もこの勝利により2でストップ。ホーム戦で無失点に抑えた試合数もリーグ最多の7試合。

・横浜FMは直近4試合で1勝(2分1敗)。これ以前は今季チーム最長の4連勝を記録していた。

・横浜FMはアウェイ戦直近6試合では1敗しかしていない(3勝2分)。しかし、現在敵地では7試合連続失点中で、最後に同地でこれ以上の連続試合失点を記録したのは2008年8月の12試合連続。

・C大阪の今季ホーム戦失点数はリーグ最少の8。同地での被決定率もリーグベストの6%(8失点/134シュート)。このうち本拠地での5失点は、前節湘南戦前の直近2試合で記録していた(鹿島戦:2失点、川崎戦:3失点)。

・横浜FMのアウェイ戦直近全6試合では、必ず両チームが得点を記録していて、この間に記録された総ゴール数は26点(内訳:15得点+11失点)。同期間にアウェイクラブが記録した1試合平均の得点失点数としてはリーグ最多(1試合平均4.3)。

・清武弘嗣は横浜FM戦直近5試合のうち、4試合で得点に直接関与している(3ゴール+2アシスト)。しかし、この間唯一得点に関与しなかったのは昨シーズンのホーム戦(2019年5月)。

・エリキは直近11本の枠内シュートで10得点を記録している(枠内シュート決定率90.9%)。これ以前の同シュート8本では1ゴールだった。


北海道コンサドーレ札幌 – 鹿島アントラーズ

・札幌対鹿島の通算17試合では、札幌が2勝3分12敗と負け越している。今カード直近14試合でもわずか1勝だが、この勝利は今季前回対戦で挙げたもの(2-0:2020年7月)。

・鹿島はアウェイの札幌戦では通算8試合でわずか1敗(6勝1分)。この敗戦は2001年5月の対戦で喫したもの(1-2)。同クラブは敵地での今カードでは現在3試合連続複数得点を挙げての3連勝中。

・札幌はホームでの直近の試合となった第21節の湘南戦で、本拠地では10試合ぶりの勝利を挙げた(2-1)。今節勝利すると、同地では2019年6月以来の連勝となる。

・鹿島はアウェイ戦直近9試合では7勝(2敗)。この間に勝利を挙げた試合ではいずれも複数得点を記録(1試合平均2得点)。今季それ以前の敵地では4連敗を喫しており、この間に挙げた得点数はわずか1得点のみだった(1試合平均0.3得点)。

・札幌は今季枠内シュート率がリーグワースト(39.1%:95/243本、ブロックされたシュートを除く)。今季得点を挙げた試合での枠内シュート率が43.5%(80/184本)に対して、無得点に終わった試合での同率は25.4%(15/59本)。

・鹿島は今季アウェイで先制点を許した試合数がリーグワースト(9試合)。しかし、敵地で同状況から挙げた勝利数は今季リーグ最多(3勝)。対する札幌は今季ホームで先制点を記録した試合数がリーグ最少タイ(3試合)であり、同状況からは白星を挙げていない(2分1敗)。

・菅大輝は今季シュート関与数がチーム最多(63本:シュート33本+ラストパス30本)。今季の同項目は2018年シーズン(56本:シュート27本+ラストパス29本)を上回り自身最多の記録。

・エヴェラウドは出場した直近5試合では、枠内シュート9本でわずか1得点。それ以前の3試合では同シュート7本で3得点を挙げていた。


横浜FC – FC東京

・横浜FCはFC東京との今季前回対戦で敗戦(1-2:2020年9月)。今節敗れると、今カードでは前回J1に所属していた2007年シーズンに続いてシーズンダブルを喫することになる。

・FC東京はアウェイでは現在2試合連続無失点での2連勝中。今節勝利すると、敵地では7月以来となる今季2度目の3連勝。また、同クラブが最後に同一シーズン内のアウェイで無失点での3連勝を記録したのは2015年3月~4月(当時無失点での4連勝)。

・横浜FCは直近10試合でわずか2勝(1分7敗)。この内の7試合で複数失点を喫している(1試合平均1.9失点)。しかし、前節仙台戦では今季3度目のクリーンシートを記録。同クラブがJ1で最後に2試合連続無失点に抑えたのは2007年11月~12月。

・FC東京は直近7試合の内、4試合で無失点(5勝2敗:1試合平均0.7失点)。この間に複数失点を喫したのは1度のみ(第19節鳥栖戦:0-3)。それ以前の8試合では4試合で2失点以上を喫していた(1試合平均1.5失点)。

・横浜FCは今季セットプレーからの失点数がリーグワーストタイ(11失点)。直近4失点の内、3失点は同状況から喫したもの。対するFC東京はセットプレーからの得点数が今季リーグ2位タイ(13得点)。

・FC東京は今季ポゼッション率がリーグで2番目に低い(41.2%)。しかし、今季ポゼッションが40%未満だった11試合ではわずか1敗(8勝2分)。同率が40%以上を記録した14試合では5敗している(6勝3分)。

・マギーニョは今季DF登録の選手の中ではドリブル数(41回)及び同成功数(28回)がリーグ最多。今季リーグ全体でドリブルを40回以上記録している中では同成功率がリーグベスト(68.3%)。

・田川亨介は先発出場した直近6試合では4点に直接関与(2得点、2アシスト)。この内の1得点は横浜FCとの今季前回対戦で挙げたもの。


清水エスパルス – サガン鳥栖

・清水対鳥栖の通算15試合では、清水が5勝6分4敗と勝ち越している。同カード直近4試合では2勝1敗1分だが、ホームでの同対戦では現在2試合連続無失点に抑えての2連勝中。

・清水は現在5連敗中。直近13試合で12敗(1勝)。同一シーズンで5連敗を3回記録したのクラブ史上初。今節も敗れる、クラブ初の同一シーズン内で2回目の6連敗。

・鳥栖は現在今季チームワーストの4連敗中。この間3試合で無得点で、直近5試合(1分4敗)の得点数(2)は、最後に勝利した9月のFC東京戦で記録した得点数を下回る(3-0)。

・鳥栖はアウェイ戦直近5試合では、負けと引き分けを繰り返している(前回広島戦は0-3の敗戦)。今季敵地での試合では、開幕節の川崎戦でスコアレスドローを記録して以降、現在8試合連続で失点中(17失点)。

・清水の今季全体(53)及びホーム戦(26)失点数はリーグ最多。試合時間前半(24)及び後半(29)失点数もリーグワースト。ペナルティエリア内からのシュートによる失点数(41、リーグタイ)及び、同エリア外からの失点数(12)もリーグ最下位。無失点に抑えた試合もリーグ最少の2だが、これらはいずれも敵地で記録している。

・鳥栖は今季オープンプレーからの失点比率がリーグワーストタイの87%(27/31)。一方の清水は今季同プレーからの失点数がリーグワーストの43。

・ジュニオール・ドゥトラはJ1では現在自己最長となる3試合連続ゴール。これらは直近3本の枠内シュートで記録している。

・原川力がJ1でもっとも多くの得点を記録しているカードは清水戦(通算4得点)。しかし、これらはいずれもホーム戦で記録したもので、アウェイでの今対戦通算3試合ではノーゴール。


大分トリニータ – ガンバ大阪

・大分対G大阪の通算17試合では、大分が6勝1分10敗と負け越している。今対戦直近3試合は五分(1勝1分1敗)だが、ホームでの同直近5試合では大分が4敗。しかし、この間唯一の白星は昨季の試合(2-1)。

・大分は現在2試合連続白星なし(1分1敗)。しかし、これ以前の6試合では5勝を挙げていた(1敗)。ホーム戦直近4試合では1敗(2勝1分)。同直近3試合では勝ちと負けを交互に繰り返している(前回は清水相手に2-1の勝利)。

・G大阪は前節横浜FM戦で引き分け、連勝が6で止まった。しかし、現在7試合連続無敗で、この間複数失点した試合はなく、同期間の1試合平均失点は0.6(4/7)。

・G大阪はアウェイ戦では現在4連勝中。今季敵地での敗戦数はリーグ最少タイの1で、同勝率はリーグ2位の72.7%(11試合:8勝2分1敗)。

・大分は今季オープンプレーからの得点率がリーグ最多の96%(25/26)。最後にホーム戦でセットプレーからゴールを記録したのは、昨年11月のG大阪戦(CKから得点)。

・G大阪が今季アウェイで先制した試合数はリーグ最多タイの9試合で無敗(7勝2分)。一方の大分は今季ホームで先取点を許した5試合では未勝利(2分3敗)。

・田中達也は今季大分がホームで記録している得点の6割に直接関与している(6:5ゴール+1アシスト/10)。大分が本拠地で得点を記録した直近各4試合では、必ず得点に直接関与している(3ゴール+1アシスト)。

・宇佐美貴史は大分戦では現在2試合連続得点中(2ゴール)。今季前回対戦(2-1)では、両得点に直接関与している(1ゴール+1アシスト)。


湘南ベルマーレ – 柏レイソル

・湘南対柏の通算21試合では、湘南が7勝3分11敗と負け越している。湘南はホームでの今対戦直近6試合でわずか1勝(1分4敗)。この勝利は2015年7月の対戦で挙げたもの(3-0)。

・柏は湘南との今季前回対戦で勝利(3-2:2020年7月)。今節勝利すると、今対戦では2013年以来のシーズンダブルとなる。

・湘南は現在、今季2度目の6連敗中。この間に挙げた得点は第21節札幌戦での1得点のみ。同クラブが最後に7連敗を喫したのはJ2に降格した2016年7月~9月(当時10連敗)。

・柏はアウェイでは現在2試合連続無失点での2連勝中。今節勝利すると、敵地では2017年9月以来の3連勝となる。また、同クラブがアウェイで無失点での3連勝を記録したのは2016年4月~5月の1度のみ。

・湘南は今季試合時間76分から90分に喫した失点数がリーグワーストであり、総失点に対する同時間帯に喫した失点の割合が今季リーグで最も大きい(42.9%:15/35失点)。前節のC大阪戦では後半アディショナルタイムに決勝点を許している。

・柏は今季アウェイで無失点に抑えた試合数がリーグ最多タイ(5試合)。敵地での1試合平均失点数は川崎(0.75)、名古屋(0.82)に次いでリーグ3位(0.9失点:9失点/10試合)。

・湘南は今季総得点に対するDF登録の選手による得点の割合がリーグで最も高い(26.7%:4/15点)。同クラブの直近6得点の内、4点はDFの選手によるもの(大岩一貴:2得点、大野和成:1得点、岡本拓也:1得点)。

・江坂任は現在2試合連続ゴールを含め、出場した直近8試合で6得点を記録。同選手は今季開幕節の札幌戦で得点を挙げて以降、出場した12試合で無得点だった。


浦和レッズ – ベガルタ仙台

・浦和は仙台戦で現在11試合連続無敗(8勝3分)。また、ホームでの今カード通算12試合では無敗(8勝4分)。今季J1に所属する中では、本拠地で唯一負けていない相手。

・浦和は直近5試合でわずか1勝(1分3敗)。この間、1度も複数得点を挙げていない(計2得点)。それ以前の4試合では、3試合で2得点以上を記録していた(計8得点)。

・浦和はホーム戦で現在、クラブ史上ワーストとなる4試合連続無得点での4連敗中。本拠地で5連敗を記録したのは1999年9月が最後。

・仙台は現在、2010年8月以来となる12試合連続未勝利(4分8敗:当時14試合)。また、直近19試合でもわずか1勝しか挙げていない(6分12敗)。

・仙台は関東のクラブとの直近26試合でわずか2勝(7分17敗)。アウェイでの同対戦では、直近15試合で13敗を喫している(1勝1分)。

・浦和は今季、先制点を挙げた試合で失った勝点がリーグ最少タイ(-2:9試合、8勝1分)。対する仙台は、先制点を奪われた試合で獲得した勝点がリーグで3番目に少ない(3:12試合、3分9敗)。

・浦和は昨季以降の2シーズン、J1に所属しているチームの中ではクロスからの得点数がリーグ最少(7得点)。対する仙台は、同期間の同得点がリーグで2番目に多い(19得点)。

・興梠慎三は出場した仙台戦直近11試合のうち、9試合で得点に直接関与している(12得点、2アシスト)。J1の2015年シーズン以降、同一クラブに対する得点数としてはリーグの全選手で最多(12得点)。


サンフレッチェ広島 – ヴィッセル神戸

・広島対神戸の通算39試合では、広島が20勝10分9敗と勝ち越している。広島にとっては、G大阪と清水(22勝ずつ)に次いで2番目に通算勝利数の多い相手(鹿島と並び)。

・広島は神戸戦で現在10試合連続無敗(7勝3分)。また、ホームでの今カード直近16試合でも1敗しか喫していない(10勝5分)。

・広島は直近4試合のうち、3試合で複数失点を喫している(計6失点:2勝2敗)。それ以前の6試合で2失点以上を喫したのはわずか1試合のみだった(計8失点:3勝2分1敗)。

・神戸は直近6試合でわずか1敗(4勝1分)。しかし、アウェイ戦直近4試合では3敗を喫している(1勝)。

・広島は今季、先制点を奪われた試合で全敗している2チームのうち1つ(7試合/7敗)。しかし、対する神戸は先制点を挙げた試合で失った勝点がリーグ2番目に多い(-16:13試合、6勝5分2敗)。

・神戸は三浦淳寛監督の就任初戦だった9月26日以降、枠内シュート率(55.3%)と決定率がリーグベスト(21.1%)。決定率は今季それ以前(10.7%)の約2倍に向上している。

・城福浩は監督として、神戸戦で現在7試合連続無敗(6勝1分)。また、同クラブとの通算14試合でも1敗しかしていない(8勝5分)。3試合上対戦した中では、最も敗戦率の低い相手(7.1%)。

・イニエスタは神戸が広島戦で挙げた直近4得点のうち、3点をアシストしている。同選手にとって広島は、2番目に多く得点に直接関与している相手(4点:1得点、3アシスト)。しかし、これまで1度も勝利を挙げたことはない(4試合:1分3敗)。


川崎フロンターレ – 名古屋グランパス

・川崎は名古屋戦で現在の2連敗を含み、3試合連続未勝利(1分2敗)。現在進行中の連続未勝利としては、クラブワーストを記録している相手。

・川崎はホームでの名古屋戦で現在6試合連続無敗(5勝1分)。本拠地での今カードで敗れたのは、2012年8月の対戦が最後(0-1)。

・川崎は現在、同一シーズン内ではJ1史上初となる2度目の10連勝中。今節でも勝利を挙げると、同一シーズン内の連勝としては21世紀以降でリーグ最長となる。

・名古屋は現在、クラブ史上初となる同一シーズン内では2度目の3試合連続無失点での3連勝中。これよりも長く無失点での連勝を記録したのは、2006年11月~2007年3月だけ(当時5試合連続)。

・名古屋は関東でのアウェイ戦直近3試合で2勝(1敗)。同対戦では、それ以前の27試合で挙げた勝利数と等しい(2勝7分18敗)。

・名古屋は今季リーグで唯一、対戦時首位のクラブを相手に2戦全勝(第4節C大阪戦:2-0、第12節川崎戦:1-0)。2006年以降、同一シーズン内の同対戦で3勝以上を記録したのは2017年の鹿島だけ(3勝)。

・川崎は今季、決定率がリーグベスト(15.5%)。対する名古屋は、9月以降の枠内シュート率(51.2%)と決定率がリーグベスト(16.2%)。

・マテウスは今季ドリブル回数がリーグ最多(97:成功率42.3%)であり、チームで唯一の二桁得点に直接関与している(5得点、7アシスト)。対する川崎の三笘薫は、ドリブルを70回以上記録した選手の中で同成功率がリーグベスト(46.1%:35/76回)。