山形が18年から5戦無敗(2勝3分け)と好相性の東京Vを4-0で下し、9位から暫定6位に浮上した。

今季4度目の1試合4得点。先週は中3日に対し、今週は中2日の過密日程と疲労が残る中、2週間で臨んだ5連戦を無敗(4勝1分け)で乗り切った。

前節まで4戦9ゴールと好調な攻撃陣が止まらない。前半6分、DF山田拓巳(30)のロングフィードを受けたFW渡辺凌磨(24)が相手守備陣の裏に抜け出した。「キーパーが出てきたのが見えたので、ファーストタッチで止められれば、ゴール流し込むだけだった」と、GKとの1対1で冷静に右足を振り抜いて先制。同32分にMF中村駿が追加点を奪うと、同ロスタイムはペナルティーエリア内で、山田の折り返しをFWアラウージョが流し込んで3点目。ゴール後に山田のスパイクを磨くパフォーマンスで感謝した。

この日から応援で鳴り物が解禁され、サポーターは手拍子とともに選手を後押しした。2アシストの山田は「自分たちにとってサポーターの声援はうれしいし、頼もしい。少しずつスタジアムの雰囲気が元に戻ってきたことはプラスでしかない」と喜んだ。次戦は11月1日のアウェー京都戦。無敗記録を伸ばしてホームに戻る。【相沢孔志】