清水エスパルスは1-5で北海道コンサドーレ札幌に大敗した。DFファン・ソッコ(31)のゴールで先制するも、今季最多タイとなる2度目の5失点と守備が崩壊。5試合ぶりの敗戦を喫し、2シーズンぶりの3連勝を逃した。

立ち上がりはペースをつかんだ。前半5分、自陣深くから小気味よくパスをつないで左サイドを突破。最後は攻撃参加したソッコが右隅へ流し込んだ。GKが1歩も動けぬ一撃に「良いコースへ決まった。気持ち良かった」。幸先よく先制するも悪夢が待っていた。

因縁の男にまたも決められた。昨季のアウェー札幌戦(2●5)で、4ゴールを許したFWアンデルソン・ロペスに、この日も同点、勝ち越し弾を奪われた。前半だけで3失点。前がかりとなった後半にも2点を追加された。「全体的にコンパクトさに欠けていた」とソッコ。就任3戦目で初黒星となった平岡宏章監督(51)は「先制した後、相手の攻撃に対して身構えてしまった」と唇をかんだ。

次節は25日、敵地で横浜FCと対する。MF竹内涼主将(29)は「足を運んでくれたサポーターを笑顔で返さなければいけない」と顔を上げた。中3日でのアウェー連戦に向けて、仕切り直す。