J1は11月25日に第29節6試合を行う。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

川崎フロンターレ – ガンバ大阪

・川崎対G大阪の通算31試合では、川崎が11勝6分14敗と負け越している。川崎にとっては、最も勝率の低い相手(35.5%)。

・川崎はG大阪戦直近4試合でわずか1勝(1分2敗)。また、ホームでの今カード通算15試合で引き分けに終わったのは、初対戦となった2000年(2-2)のみ。

・川崎は直近4試合でわずか1勝(1分2敗)。しかし、今季1位で迎えた2位との対戦では3戦全勝している。

・G大阪は直近14試合でわずか1敗(11勝2分)。しかし、対戦時に1位のクラブとの直近7試合ではわずか1勝しか挙げていない(1分5敗)。

・川崎は今季、試合時間46-60分間での得点がリーグ最多(18得点)。対するG大阪は、同時間帯での失点が今季リーグ最少タイ(3失点)。

・G大阪は今季、アウェイで先制点を挙げた試合数がリーグ最多(11試合:8勝3分)。対する川崎は、今季先制したホーム戦で全勝(11勝/11試合)。

・川崎は今季、枠内シュート率がリーグベスト(52.6%)。対するG大阪は、同項目が今季リーグ2位(49.8%)。

・宇佐美貴史は現在2試合連続得点に直接関与している(1ゴール+1アシスト)。今季得点に直接関与した10試合の勝率は70%(7勝2分1敗)で、現在得点に直接関与した試合では3連勝中。


鹿島アントラーズ – 柏レイソル

・鹿島対柏の通算47試合では、鹿島が28勝6分13敗と勝ち越している。柏戦では現在5試合連続無敗(4勝1分)。勝利を挙げた試合ではいずれも3得点以上を記録している。

・鹿島は現在の3試合連続無敗を含み(2勝1分)、直近9試合でもわずか2敗(6勝1分)。しかし、ホーム戦では現在2試合連続未勝利(1分1敗)。

・柏は直近6試合でわずか1勝(2分3敗)。それ以前の4試合では3勝を挙げていた(1敗)。しかし、直近15試合で無得点に終わったのはわずか1試合のみ(1試合平均:1.7得点)。

・鹿島は今季、総失点に占める前半での失点の割合がリーグで最も大きい(54%:21/39失点)。対する柏は、同時間帯での失点が今季リーグ最少であり、同割合はリーグで最も小さい(20%:8/40失点)。

・鹿島は今季、先制点を挙げた試合で失った勝点がリーグ最少(-2:12試合、11勝1分)。対する柏は、今季先制点を喫した試合で獲得した勝点がリーグで3番目に少ない(4:9試合、1勝1分7敗)。

・鹿島は今季、オープンプレーからのクロス成功率がリーグベスト(25.3%:125/495本)。対する柏は、同成功率がリーグ2位(25%:88/352本)。

・ネルシーニョは監督として、アウェイでの鹿島戦で現在4連勝中。カシマスタジアムで敗れたのは2013年8月の対戦が最後(当時:柏を率いて1-3)。

・エヴェラウドは鹿島が10月24日の広島戦以降に挙げた直近8得点のうち、6点に直接関与している(4得点、2アシスト)。同期間ではリーグ最多のシュート数を記録している(29本)。


横浜FC – 清水エスパルス

・横浜FC対清水の通算3試合は五分の成績(1勝1分1敗)。横浜FCは今季前回対戦で今対戦初勝利(3-2)。同クラブがJ1でのクラブ最長連勝記録を樹立した試合(3連勝)。

・横浜FCは現在2試合連続無敗(1勝1分)。クラブ史上3試合連続無敗を記録したのは、上記の3連勝時だけ。ホーム戦直近6試合では黒星と白星を交互に繰り返している(前回神戸戦は2-1の勝利)。

・清水は前節札幌戦で、今季唯一の連勝が2でストップ。アウェイ戦では現在5試合連続未勝利(1分4敗)で、このうち4試合で複数失点を喫している(合計13失点:1試合平均2.6失点)。

・清水は昇格クラブとの対戦では、現在4試合連続未勝利(2分2敗)。同直近8試合でも1勝(2分5敗)。アウェイ戦の同対戦では現在5試合連続ドロー。

・横浜FCの直近8得点のうち、5点はセットプレーからのゴール(FK3本、CK2本)。今季これ以前の25点で記録したセットプレーからの得点数と同じ(FK2本、CK2本、PK1本)。

・一方、今季セットプレーからの得点比率がリーグ最多の清水(42%:16/38)は、敵地では現在、7ゴール連続でオープンプレーから得点を決めている。最後に敵地でこれ以上同プレーから連続して得点を記録したのは、2018年3月から5月にかけての12ゴール連続。

・下平隆宏が指揮を執った清水戦通算4試合(2勝2敗)では、両チーム合わせて合計15得点が記録されている(1試合平均3.8ゴール)。エスパルス相手に勝利した2試合では各3得点以上を決めている。

・ヴァウドはDF登録選手としては、今季リーグ最多の4得点を記録している。今季の得点は全てセットプレーからのヘディングによる得点で、今季同プレーからのの得点率が100%の選手の中でも、リーグ最多のゴール数。


大分トリニータ – セレッソ大阪

・大分対C大阪の通算13試合では、大分が3勝4分6敗と負け越している。C大阪戦では現在5試合連続無得点であり、6試合連続未勝利(3分3敗)。

・大分は現在、今季4度目の2連勝中。このうちの1勝はホームでの前節川崎戦で挙げたものだが、本拠地で連勝を記録したのは2019年7月が最後。

・大分は関西のクラブとの直近18試合でわずか1勝(8分9敗)。対するC大阪は、九州のクラブとの直近12試合でわずか2敗(8勝2分)。

・C大阪は現在、2019年4月以来となる4試合連続未勝利(1分3敗)。また、アウェイ戦では2014年10月以来の3連敗中。

・大分が今季イエローカードを受けた回数はリーグ最少の12枚。現在5試合連続同カードを受けていない。この間の総ファウル数は41回。一方、C大阪の今季ファウル数はリーグ最少の221回(1試合平均7.9回)。

・C大阪は今季、ヘディングによる失点がリーグ最少タイ(3失点:名古屋と並び)。対する大分は、同失点がリーグで2番目に多く、総失点に占める割合もリーグで2番目に大きい(30%:11/37失点)。

・前節川崎戦で決勝ゴールを記録した野村直輝のJ1デビュー戦は、今季開幕戦でのC大阪戦。現在は自己ベストの2試合連続で得点に直接関与している(1ゴール+1アシスト)。

・ヨニッチの今季ヘディングによるクリア数はリーグ最多の86回。今季の空中戦勝率はリーグ3位の71%(76/107)で、11月の同勝率は100%(9/9)。


湘南ベルマーレ – サンフレッチェ広島

・湘南対広島の通算29試合では、湘南が9勝3分17敗と負け越している。湘南は今カード直近15試合ではわずか1勝(3分11敗)。しかし、この勝利は昨季ホームでの今対戦で挙げたもの(1-0)。

・広島は直近8試合でわずか1敗(4勝3分)。この8試合では1度も複数失点を喫していない(1試合平均0.6失点)。それ以前の7試合の内、4試合で2失点以上を許していた(3勝1分3敗:1試合平均1.7失点)。

・湘南はホームでは現在2連勝を含む、直近4試合で無敗(3勝1分)。同クラブは今節勝利すると、本拠地では1998年9月~10月以来の3連勝となる。また、今節無失点に抑えると、ホームではクラブ史上初の4試合連続クリーンシートとなる。

・広島はアウェイでは現在2試合連続無敗(1勝1分)であり、この2試合ではいずれも無失点。同クラブが最後に敵地で3試合連続無失点だったのは2018年4月(当時4試合連続)。

・湘南は10月18日の柏戦以降の直近7試合で10得点を挙げており、この間の決定率はリーグベスト(17.5%:10得点/57本)。今季それ以前の6連敗を喫していた時の同率はわずか2.3%だった(1得点/44本)。

・広島は今季アウェイで無失点に抑えた試合数がリーグ最多タイ(7試合:名古屋と並び)。同クラブが同一シーズン内の敵地で記録したクリーンシート数としてもクラブベストタイ(1994年、1998年、2013年、2018年と並び)。

・岡本拓也は出場した直近7試合で4点に直接関与(2ゴール、2アシスト)。同選手は今季DF登録の選手の中では、直接関与した得点数がリーグ2位タイ(7点:3ゴール、4アシスト)。

・荒木隼人は今季デュエル勝利数がリーグ2位(188)。今季デュエルを180回以上記録した選手の中で、同勝率がリーグベスト(68.4%:188/275回)。


サガン鳥栖 – ベガルタ仙台

・鳥栖対仙台の通算17試合では、鳥栖が8勝4分5敗と勝ち越している。鳥栖は今カードでは現在2連勝中。今節勝利すると、今対戦では2014年に次いで2度目のシーズンダブルとなる。

・仙台はアウェイの鳥栖戦直近4試合ではわずか1敗(2勝1分)。しかし、この1敗は昨季の対戦で喫したもの(1-2:2019年8月)。今季敗れると、敵地での今カードでは2013年~2015年以来の2連敗となる(当時3連敗)。

・鳥栖は現在、同一シーズン内ではクラブ史上ベストの7試合連続無敗(2勝5分)。しかし、この間に挙げた2勝はいずれもアウェイ戦で記録したもの。同クラブはホームでは現在5試合連続未勝利(2分3敗)。

・仙台は直近のアウェイ戦で、敵地では10試合ぶりの勝利を記録(4-0:第27節G大阪戦)。同クラブは今節勝利すると、アウェイでは2019年10月以来の2連勝となる。また、同クラブが最後に敵地で2試合連続無失点に抑えたのは2017年3月。

・鳥栖が挙げた直近16得点の内、13点は後半に記録したもの。対する仙台は今季後半に喫した失点数がリーグワーストの36失点であり、直近15失点のうち13失点は同時間帯に許している。

・仙台は直近11得点の内、7点をヘディングで記録している。同クラブは今季アウェイでのヘディングによる得点数がリーグ最多タイ(6点)。

・本田風智は鳥栖が挙げた直近6得点の内、4点に直接関与(3ゴール、1アシスト)。この内の2ゴール+1アシストは仙台との前回対戦で記録したもの(2020年11月8日)。

・長沢駿は2015年以降に出場した鳥栖戦6試合では4得点を記録。同期間に対戦した中では自身最多タイの得点を挙げている相手(G大阪戦、川崎戦と並び)。同選手は現在、2015年以降では自己最長の3試合連続ゴールを挙げている。