J1は11月28、29日に第30節6試合を行う。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

名古屋グランパス – 大分トリニータ

・名古屋対大分の通算19試合では、名古屋が10勝5分4敗と勝ち越している。名古屋にとっては、今季J1に所属する中でC大阪(1.88)に次いで2番目に1試合平均獲得勝点の多い相手(1.84)。

・名古屋は大分戦で現在5試合連続無敗(3勝2分)。また、九州のクラブとの対戦では昨季以降の7試合で負けていない(3勝4分)。

・名古屋は現在の2連勝を含み、直近6試合でわずか1敗(4勝1分)。また、今節でも勝利を挙げると、同一シーズン内のホーム戦ではクラブ記録と並ぶ9連勝を達成する。

・大分は前節C大阪戦で敗れ、直近7試合でもわずか2勝(2分3敗)。しかし、連敗を喫したのは2020年9月が最後。

・大分は今季、総得点の50%を試合時間76-90分間に挙げている(15/30得点)。しかし、対する名古屋は今季試合時間後半での失点数がリーグ最少(14失点)。

・名古屋と大分は今季、インターセプト回数が共にリーグ最少(314回)。また、大分はパス本数が今季リーグで5番目に多いが(15,293)、インターセプトされた回数はリーグ最少(275回)。

・マテウスは名古屋が挙げた直近5得点のうち、4点に直接関与している(3得点、1アシスト)。同選手は今季得点とアシストをいずれも8以上記録している3選手のうち1人(9得点、8アシスト:その他は三笘薫と江坂任)。

・鈴木義宜はブロック数が今季リーグ最多(33回)。また、昨季以降のリーグでも、同項目が60回を上回っているのは同選手のみ(83回)。


サンフレッチェ広島 – 北海道コンサドーレ札幌

・広島対札幌の通算15試合では、広島が8勝2分5敗と勝ち越している。現在2連勝中で、ホームでの今対戦通算7試合でも無敗(6勝1分)。

・広島は現在7試合連続無敗(3勝4分)。直近6試合でマルチ得点をしたのは1試合で、この間の1試合平均得点1(6得点)。ホームでも今季チーム最長の5試合連続無敗(3勝2分)。

・札幌は直近4試合で1敗(2勝1分)。直近の清水戦では今季チーム最多の5得点を記録していて、最後に1試合でこれ以上のゴール数を記録したのも2019年8月の清水戦だった(8-0)。

・札幌はアウェイ戦直近5試合では1勝(4敗)で、同直近11試合でも2勝(2分7敗)。両期間の1試合平均失点も1点未満(5試合:0.6と、11試合:0.8)。

・広島の今月の総失点数(3)及び1試合平均失点数(0.6)はリーグ最少タイ。この期間の1試合平均被シュート数もリーグ最少(7.8:5試合で被シュート数39)。

・札幌は今季インサイドエリアからの得点比率がリーグトップの93%(38/41)。直近19得点のうち18点は同エリア内からだが、もっとも直近のゴールは同エリア外からの直接FKから決まっている。

・レアンドロ・ペレイラは自身が出場した直近6試合で5得点。広島が今月記録している総得点の、半分を挙げている(3/6)。

・ジェイは直近4試合のうち3試合で、合計5得点に直接関与している(2ゴール+3アシスト)。しかし、広島戦では現在3試合連続無得点で、最後に同クラブ相手に得点に直接関与したのは2018年12月(1ゴール+1アシスト)。


清水エスパルス – 湘南ベルマーレ

・清水対湘南の通算27試合では、清水が18勝2分7敗と勝ち越している。清水にとっては、今季J1に所属する中で最も勝率の高い相手(66.7%)。

・清水は湘南戦直近5試合でわずか1敗(3勝1分)。しかし、ホームでの神奈川県のクラブとの直近18試合では14敗を喫している(4勝)。

・清水は直近4試合で3勝を挙げている(1敗)。勝利した試合ではいずれも3得点を記録。それ以前の25試合で挙げた勝利数と等しい(3勝5分17敗)。

・湘南は直近8試合でわずか1敗(4勝3分)。これ以前には6連敗を喫していた。しかし、アウェイ戦直近6試合ではわずか1勝しか挙げていない(1分4敗)。

・湘南は今季総得点に占めるヘディングによる得点の割合がリーグで最も大きい(46%:12/26得点)。対する清水は今季、ヘディングによる得点数がリーグ最多(14得点)。

・清水は今季、リードを奪われている時間がリーグワースト(1,035分)。しかし、対する湘南は今季リードを奪っている時間がリーグで3番目に少ない(361分)。

・湘南は今季、空中戦勝率がリーグワースト(43.3%:412/952回)。しかし、対する清水は今季空中戦回数がリーグで2番目に少ない(50.1%:347/692回)。

・西澤健太は出場した湘南戦で2試合共に得点へ直接関与している(3得点、2アシスト)。同選手にとっては、最も多く得点に直接関与している相手(5点)。


鹿島アントラーズ – 浦和レッズ

・鹿島対浦和の通算59試合では、鹿島が31勝10分18敗と勝ち越している。今対戦の直近5試合では1勝(1分2敗)しかしていないが、ホームでの同カードでは現在3試合連続1-0のスコアで勝利している。

・鹿島は水曜日の柏戦でリーグ戦では4試合ぶりの黒星(2勝1分)。ホーム戦では現在3試合連続白星なし(1分2敗)で、今節も引き分け以下だと、同一シーズンでは2015年5月以来の4試合連続未勝利(当時2分2敗)。

・浦和は直近5試合で1勝(2分2敗)。これ以前の4試合では3勝していた(1分)。敵地での直近5試合でも1勝しかしていないが(1分3敗)、この白星は前回のアウェイ戦(神戸相手に1-0)。

・浦和は関東のクラブとの対戦では、現在5試合連続白星なし(1分4敗)。現在同地方クラブとの対戦では5試合連続失点中で、この間の1試合平均失点数は2.6(総13失点)。

・鹿島の今季オープンプレーからの得点比率は、リーグトップタイの88%(42/48)。直近12ゴールは全て同プレーから生まれている。

・浦和は今季クロスから喫した失点数がリーグワーストの13。直近試合のG大阪戦も含め、現在失点した対戦では2試合連続クロスボールからのヘディングで得点を決められている。

・永戸勝也は自身が出場した浦和戦通算6試合で未勝利(2分4敗)。この間自身が所属しているクラブが挙げた得点数は1点(総スコア1-11)。浦和戦は同選手が対戦した相手では、もっとも多くの試合で勝てていない。

・山中亮輔は現在3試合連続得点関与していて(前節G大阪戦はセカンド・アシストで、それ以前は2アシスト)、直近5試合でも4試合でゴールに関与している(+1ゴール)。今節も得点に関与すると、2015年シーズン以降では自身初となる4試合連続得点関与。


セレッソ大阪 – 横浜FC

・C大阪が横浜FCとJ1で対戦したのは今季が初。8月に行われた前回対戦ではC大阪が勝利(2-1)。C大阪は昇格組との対戦では現在3連勝を含む、直近6試合で無敗(4勝2分)。しかし、ホームでの同対戦では現在3試合連続未勝利(2分1敗)。

・横浜FCは直近6試合でわずか1勝(1分4敗)。この間すべての試合で失点を許している(1試合平均2失点)。それ以前の5試合の内、3試合でクリーンシートを記録していた(1試合平均1.2失点)。

・C大阪はホーム戦直近6試合で3敗(2勝1分)。同クラブがそれ以前の本拠地21試合で喫した敗戦数と同じ(13勝5分3敗)。

・横浜FCはアウェイでは現在今季ワーストの5試合連続未勝利(2分3敗)。この内の3試合で無得点に終わっており、今季それ以前の敵地での10試合で得点を挙げられなかった試合数と同じ。

・C大阪は今季ホーム戦で記録したクリーンシート数がリーグ最多(7試合)。しかし、同クラブは本拠地での直近6試合の内、無失点に抑えたのがわずか1試合のみ。今季それ以前のホームでの8試合のうち6試合でクリーンシートを記録していた。

・横浜FCは今季前半に挙げた得点の割合がリーグで最も高い(64.7%:22/34点)。同クラブの直近11得点の内、8点は同時間帯に記録したもの。一方のC大阪は今季前半に喫した失点数がリーグで2番目に少ない(10失点)。

・清武弘嗣は今季直接関与した得点数がチーム最多(14点:7ゴール、7アシスト)。同選手がC大阪に復帰した2017年以降では、得点数とアシスト数がいずれも自己ベスト。また、自身の直接得点関与によって獲得した勝ち点は今季リーグ2位(19ポイント)。

・手塚康平は出場した直近3試合で2アシストを記録。このアシストはいずれもセットプレーから記録したものであり、同状況からのラストパス数は今季リーグ2位タイ(26本)。


ガンバ大阪 – サガン鳥栖

・G大阪対鳥栖の通算15試合では、7勝1分7敗の五分。G大阪は今カードの直近8試合で6勝(2敗)。この間に複数失点を喫したのは敗れた2試合のみ(0-3:2018年8月、1-3:2019年5月)。

・鳥栖はアウェイのG大阪戦では現在4連敗中であり、この内の直近3試合では無得点。敵地での今対戦通算7試合ではわずか1勝(1分5敗)。この勝利はG大阪との初対戦となった2012年5月に挙げたもの(3-2)。

・G大阪は直近のホーム戦で敗戦(0-4:第27節仙台戦)。今節敗れると、本拠地では2020年9月以来の連敗となる。また、同クラブが最後にホームで2試合連続無得点に終わったのは2017年8月。

・鳥栖はアウェイでは現在5試合連続無敗(2勝3分)。今節引き分け以上だと、敵地では2014年4月~7月以来クラブベストに並ぶ6試合連続無敗となる(当時6連勝)。

・G大阪は直近3試合で10失点を喫しており、この間の被決定率は21.3%(10失点/47被シュート)。それ以前の13試合での同率は4.3%だった(8/187)。

・鳥栖は今季セットプレーからの失点数がリーグで2番目に少ない(6失点)。対するG大阪は総得点に対するセットプレーから挙げた得点の割合が今季リーグで2番目に高い(36.6%:15/41点)。

・渡邉千真は2015年以降、出場した鳥栖戦10試合で6得点を記録。同期間に対戦した中では最も得点を挙げている相手。同選手は出場した今対戦では現在2試合連続ゴール中(計3得点)。

・林大地は今季チーム最多の8得点を記録。東京オリンピック世代(1997年1月以降生まれ)の日本人選手が挙げた得点数としては、三笘薫(12得点)に次いで今季リーグ2位。