J1清水エスパルスMF宮本航汰(24)が、本職のボランチで存在感を高めている。1日は静岡市内で約1時間半の練習に参加。ミニゲームなどで汗を流した。

今季はサイドバックなども経験したが、現在はボランチで4試合連続で出場している。先発した先月25日の横浜FC戦(3○1)では、後半ロスタイムまでプレー。厳しいプレスからチーム2点目に関わるなど、持ち味を発揮した。「充実した時間を過ごせている」。中盤の層は厚いが、武器を前面に出して定位置争いに割って入るつもりだ。「自分の特長である運動量を出していく」と意気込んだ。

4シーズンにわたるJ2への期限付き移籍から今季復帰。これまでJ1リーグ7試合313分に出場している。「より多くJ1での経験を積みたい。残りの試合でチームも個人も成長できれば」と力を込めた。【古地真隆】