ドーハで開催中のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で1次リーグG組で1位通過が決まったヴィッセル神戸は、4日に同リーグ最終戦の水原(韓国)に臨む。神戸にとっては、7日の決勝トーナメント(T)1回戦に向けて、主力をある程度プレーさせつつ、控え選手を中心に起用したい。

3日、試合会場で公式会見に臨んだ三浦淳寛監督(46)は「明日の試合へ、1つは1次リーグ突破が決定したので、選手の状態を考えて起用は考えていきたい。チームコンセプトを選手の組み合わせの中で確認したい」と、テスト的な意味合いを含め、大切な実戦の場だと強調した。水原は1次リーグ突破を懸けて真剣勝負の試合になる。

このままいけば、神戸は決勝T1回戦で上海上港(中国)と対戦する。指揮官は「(相手の分析は)やっています。(初の舞台だが)神経質には一切なっていない。我々のクラブには経験のある選手がいて、その中で私がクラブに着任して、3年近くアジアNO・1を目指すという目標が明確にある。前向きにとらえている」とコメントした。

同じく会見に同席したDF菊池流帆(23)は「僕らは1次リーグ突破は決まったが、それは関係なしに明日は絶対に勝って、勢いを持って決勝Tに進むだけ。この大会で素晴らしい相手とやらせてもらって、とても自信になっている。アジア王者になりたい」と意気込んだ。