北信越大学サッカーリーグで優勝した新潟医療福祉大が、全日本大学選手権(インカレ)の代替大会「#atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!」に北信越第1代表として出場する。1回戦(7日)の相手は四国学院大。攻撃陣を引っ張るのはリーグ得点王のFW小森飛絢(ひいろ、2年)。抜群のシュートスキルを武器に、大会屈指の注目株に名乗りを上げる。

「チームを勝利に導くゴールを挙げれば、自然と目が集まる。5点以上は狙う」。スピードを生かしてペナルティーエリア内に進入しゴールを狙うストライカーはFW佐々木快(4年、J3八戸内定)のシャドーとして、したたかに得点を奪う。大学サッカーは例年、総理大臣杯とインカレ2つの全国大会を実施するが、今季は新型コロナウイルスの影響で両大会が中止。それだけに大会に懸ける思いは強い。「チームはこれまでの全国大会でベスト8が最高。まずはそこを越えたい」と意気込む。

目標はプロ入り。今大会は自身を売り込む絶好の機会ともなる。「まだ、ではなくもう2年生。勝利に貢献しながら、自分の存在価値をスカウト陣にアピールできれば」と目をギラつかせた。【小林忠】

◆小森飛絢(こもり・ひいろ)2000年(平12)8月6日生まれ、富山県出身。幼稚園年長からサッカーを始め、滑川中ではFCひがしJYでプレー。18年インターハイで2試合でハットトリックを達成し得点王(7点)。20年北信越リーグは8得点を挙げ、得点王。178センチ、69キロ。利き足は右。