J2アルビレックス新潟が16日、静岡・磐田で2次キャンプをスタートさせた。

まだ雪が残る新潟をこの日の早朝に出発し、昼すぎにキャンプ地に到着。午後3時半から約1時間、フィジカルトレーニング中心のメニューで汗を流した。DF堀米悠斗(26)は、「(高知での)1次キャンプから2日間のオフを挟んだが、チームに気持ちの緩みは見られない。全員でケガなくこのキャンプを過ごし、より戦術強度を高めたい」と意気込みを見せた。

昨季に続き主将を務める堀米は、アルベルト体制2年目の今季に手応えをつかむ。「(今季)ここまでの練習試合では、ほぼ相手陣地でボールをつなぎゲームをコントロールできた。前線からの守備もいい感じでやれている」とし、自身の左サイドのプレーについても「いいタイミングでサイドチェンジのパスを引き出せているし、深い位置までえぐってクロスを上げる回数も増えてきた。ここまではいい感覚で仕上がっている」と話した。

この2次キャンプでは昨季中盤戦以降に苦しんだ「決定力不足」克服をテーマに取り組む。堀米は、「最後の3分の1(相手のゴール前)をどう崩すか。FWだけでなく、GK、センターバック陣含めて全員で攻撃をデザインし、フィニッシュの質を高めていきたい」。敵地で迎えるギラヴァンツ北九州との開幕戦(27日)まで2週間。頼れる主将を軸に、磐田で一気にギアを上げていく。【小林忠】