セレッソ大阪は26日、今季もクラブOBでスペイン1部エイバル所属のMF乾貴士(32)提供の「INUIシート」を設置すると発表した。12年にスタートした乾からの招待席で、今年で10年目になる。

同シートはJ1リーグのホーム戦で、C大阪のホームタウン大阪市、堺市を通じて小中学生を招待する。これまでヤンマースタジアム長居のメインスタンドに30席設置し、毎試合30人を招待してきた。だが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、対象試合についてはクラブ側は「今後、両市と相談の上、決定する予定」としている。

乾はクラブを通じて「今年でINUIシートも10年目になるということで、自分でもちょっと驚いています。今年も最初の試合は難しいとセレッソから聞いていますが、もう少ししたら、また普通に試合を見に来られる状況になると信じています。またスタジアムに見に行けるときまで、みんな一緒にがんばりましょう。そして、みんなでセレッソを応援しましょう」などとコメントした。

滋賀県生まれの乾は、11年途中までC大阪に在籍。当時の指揮官は今季、8年ぶりに復帰したブラジル人のレビークルピ監督(67)だった。