横浜F・マリノスはFW前田大然(23)の2得点などでサンフレッチェ広島と引き分けた。

0-2の前半34分、前田が技ありの一発で反撃ののろしを上げた。DF岩田からロングフィードを受け、持ち前のスピードで相手DF1人をかわすと、さらに1人を背負いながら反転してシュートを決めた。「相手DFは足が速くないと聞いていたので、スピードが生きるかなと思った。うまくいった」。2-3で迎えた後半22分には、MF渡辺の左クロスをダイビングヘッドで仕留めた。

今季はスピードが生きる左ウイングや、中央のFWとして期待がかかる。開幕戦ではポジションを争う高卒ルーキーMF樺山に話題をさらわれたが、ポステコグルー監督はこの日2得点の前田について、「彼が出た試合は内容もいい。(途中出場した開幕戦の)川崎F戦でも流れを変えたし、(3日のルヴァン杯)仙台戦もよかった。今日もいい働きをしてくれた」と高く評価した。