アビスパ福岡が今季初の完封勝利で、2連勝とした。鹿島アントラーズが想定外の負傷交代や、退場者を出して10人だったとはいえ最後まで集中力を切らさなかった結果だ。GK村上昌謙(28)は「立ち上がりから失点しないよう掲げてうまくできた」と、無失点に胸を張った。

ただ、1人少ない鹿島に球際やセカンドボール奪取で負けていただけに、長谷部茂利監督(49)は「セットプレー、被シュートを含めだいぶやられた。CKは何回もあったし修正しないと」と切り替えた。

21日は九州対決となる鳥栖戦(駅スタ)だ。2戦連発で勝利に貢献したFW金森健志(26)は「上へ順位を上げて行くことが僕の役割。勝って3連勝したい」と、昨季まで所属した古巣撃破を誓った。【菊川光一】