右サイドバック(SB)で不動の地位を築く。大卒ルーキーのベガルタ仙台DF真瀬拓海(22=阪南大)は第3節(3月10日)サガン鳥栖戦から6試合連続でスタメンに定着し、今季公式戦全10試合に出場。「SBだとハチさん(蜂須賀)とかすごい選手がいる。負けないように試合で結果を出すことにフォーカスし、勝利に貢献したい」。勝ち点3につながるプレーだけに執着する。

前節横浜F・マリノス戦では今季初の無失点に貢献したが、厳しい自己評価を下す。「守備面では粘り強くやれていたけど、攻撃でボールを奪った後、簡単にボールを失うシーンがたくさんあった。まだまだ改善の余地がある」。ここ2試合は同じ大卒1年目のMF加藤千尋(22=流通経大)と右サイドでコンビを組む。「千尋はボールを持てて、タメをつくってくれる。自分がタイミング良く絡んでいければチャンスをつくれる手応えはある」と攻撃でチャンスを演出していく。

横浜FC戦は「どちらも勝ててない状況で、点を取られないことが大事になる。相手の強力なアタッカーを抑えて、チャンスをつくらせないことを意識した上で、攻撃に厚みを加えたい」。攻守で右サイドを制圧する。【山田愛斗】