ベガルタ仙台は横浜F・マリノスに2-5で大敗し、ホーム公式戦23戦連続未勝利となった。24日のリーグ北海道コンサドーレ札幌戦のスタメンからMFマルティノス以外の10人を入れ替え臨んだが、守備が崩壊。それでも残り試合で2連勝すれば、1次リーグ突破の可能性はまだ残っている。

出はなをくじかれた。前半8分、自陣右サイドを簡単に崩されてクロスから失点。同33分にはカウンターで2点目を決められた。同35分、FW皆川が相手GKの意表を突くロングシュート。加入後初ゴールで1点差も、その後、3失点を喫した。後半ロスタイムにMF気田も加入後初得点を決めたが、空砲に終わった。

皆川は「自分たちは『立ち上がりを大事に』と意識していたが、先手を取られてしまった。自分のゴールが結果につながらずに悔しいし、ホームで1勝しないと始まらない」。MF中原は「もったいない失点があった。もっとチームで戦わないといけない試合だった」と振り返った。

仙台は19年11月30日のリーグ大分トリニータ戦を最後に本拠地で白星がない。次戦は5月1日にホームでリーグ柏レイソル戦を迎えるが、勢いをつけるどころか不安を残す大敗となった。【山田愛斗】