ヴィッセル神戸の主将MFアンドレス・イニエスタ(36)が、この日のサンフレッチェ広島戦で後半30分から途中出場し、今季初めてプレーした。3点リードの状況から主にFWの位置に投入され、ロスタイムを含めると約18分間プレーした。

けがをした昨年12月10日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝以来、約5カ月ぶりの復帰戦となり、試合後のインタビューでの主な一問一答は次の通り。

 

―復帰戦を終えた今の気持ちは

イニエスタ 「幸せな気持ちです。また仲間とピッチでプレーできるのが何よりうれしい。ここまで長いリハビリをした努力が実った気持ち。素晴らしい形で勝ち点3を取れて、素晴らしい1日になった。これからはもっと状態を上げていきたい」

―リハビリ中の気持ちは

イニエスタ 「やはり(完治まで)長いけがだったので、浮き沈みがどうしてもあった。難しい時も努力と練習で乗り越えてきた。長い期間の努力が実って、ここにこられたので悔いはない。これで終わりではなく、また新たな挑戦が始まる。1つの目標は達成できたが、できるだけ長く、自分のプレーができるように練習に励みたい」

―今の状態は

イニエスタ 「状態を何%かと言われると、具体的に答えるのは難しいが、仲間に比べてまだまだ上げていかないといけない。長い期間、チームを離れていたので、本来の感覚をつかむには練習と試合を重ねていくしかない」

―復帰戦が無観客試合になった

イニエスタ 「ファンがいてくれたら、より素晴らしい雰囲気で(ピッチに)戻れたと思うと残念だが、みんなで1日でも早く神戸のサッカーを楽しめればと思う。オツカレデス、アリガトウ」