J1大分トリニータが泥沼連敗を「7」で止め、片野坂知宏監督は男泣きした。ホームで今季初勝利。「ホームで悔しい思いをしていたので…」と涙をぬぐった。前半38分、MF町田也真人が右CKから混戦になったこぼれ球を瞬時の反応で押し込み、2戦連発の今季4点目。相手にボールを支配される時間が長かったが、長身選手のパワープレーにもひるまず今季初完封だ。片野坂監督は「虎の子の1点を守り、勝ててホッとしています」と、9試合ぶりの勝利に安堵(あんど)。町田も「フィニッシャーとしての意識がゴールにつながった」と喜んだ。