J1清水エスパルスは、ルヴァン杯のベガルタ仙台戦で今季公式戦最多の4得点を挙げて快勝した。D組2位を維持。最終節の横浜F・マリノス戦で引き分け以上ならば、自力での決勝トーナメント進出が決まる。一方でリーグ戦は苦戦が続く。仙台戦の勢いを持続できずに、ホームで最下位・横浜FCと引き分け。7戦勝ちなし(4分け3敗)となった。

リーグ戦13試合で11得点。決定力不足に悩まされる中で、新加入のFWチアゴ・サンタナ(28)が気を吐いている。これまでリーグ全試合に出場。チームトップの4得点を挙げている。横浜FC戦では後半13分に先制ゴール。味方のシュート性のクロスをエリア内で巧みに押し込んだ。「こぼれ球を詰めるために、良いポジションを取ることを意識した」と振り返った。

これまでの自身のゴール数については「悪くない数字だと思う。でも、もっと決めたい」と意欲を隠さない。その上で「何よりも大事なことは、チームの勝利」と強調。「リーグ戦15ゴール以上」を目標に掲げるブラジル人ストライカーが、白星をもたらすべく最前線で奮闘する。【古地真隆】

 

▽仙台戦得点経過 前半36分(仙台)佐々木匠 前半41分(清水)福森直也 前半ロスタイム(清水)金子翔太 後半3分(清水)ディサロ燦シルヴァーノ 後半44分(清水)中山克広

 

▽横浜FC戦得点経過 後半13分(清水)チアゴ・サンタナ 後半18分(横浜FC)手塚康平