9月開幕の女子プロサッカー、WEリーグに参戦する新潟レディース(L)がホームでのプレシーズン(PS)マッチで、ちふれ埼玉に3-1と快勝した。FW道上彩花(26)が先制点を含む2得点の大暴れ。1-1の後半12分にはMF園田瑞貴(24)の左クロスを冷静に決め、勝利をたぐり寄せた。3戦4発の新エース候補が激しいポジション争いから頭ひとつ抜け出した。PSマッチ3戦3勝のチームは30日、アウェーで日テレ東京Vと対戦する。

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道上が右足で2度ネットを揺らした。1-1の後半12分、左サイドを突破したMF園田瑞貴(24)のクロスをファーサイドで待ち受けると、ワントラップ後、冷静に右足で勝ち越しゴールを決めた。「いいパスが来ると信じていたのでDFとの駆け引きに集中した。いいところに入り込めた」と納得の表情。0-0の前半28分の先制の場面でも、両チームでただ1人、GKのこぼれ球に反応し右足で押し込むなど、ストライカーとしての嗅覚を90分通して、存分に発揮した。

2試合ぶりにスタメン起用された背番号34は、体の強さを生かしたポストプレーと、相手DFをなぎ倒すような強引なドリブル突破でゴールを狙い続けた。さらには対峙(たいじ)する相手DFの視界から消える巧みな動きだしを繰り返し、両チーム最多7本のシュートを放った。PSマッチ初戦、4月25日ノジマ相模原戦(6○0)でも2得点し、これで3戦4発。新エース候補は「FWとして形に出ていることはうれしいが、まだ開幕前。練習からもっと個も、連係も高めたい」とさらなる進化を誓った。

次戦、PSマッチ最終戦は30日の日テレ東京V戦。道上は「相手どうこうではなく、自分たちのサッカーがどれだけ出来るか。しっかり勝って、いい形でプレシーズンを終えたい」と意気込んだ。【小林忠】