JFLのホンダFCがJ1の横浜F・マリノスをPK戦の末に下した。

先制したのはホンダFC。ゴールを決めたのはGKの楠本祐規(27)だった。

前半28分にPKのキッカーを務め、横浜のGK梶川裕嗣の守るゴールへ、右足で豪快に蹴り込んだ。

その後は後半22分に同点に追い付かれ、延長戦でも決着が付かずにPK戦に突入。楠本が横浜の1人目のキッカー、DFチアゴ・マルチンスのシュートを見事にストップすると、味方のフィールド選手5人は全員成功。J1の名門クラブに競り勝った。

殊勲の守護神は試合後のインタビューで「このチームでは僕がPKのキックが1番うまいので蹴らしてもらった」と笑顔で話した。

なお、J1でGKがPKを決めたのは1度だけ(PK戦除く)。96年11月9日の横浜フリューゲルスで浦和のGK田北雄気が記録している。2-0リードの後半34分、GK楢崎正剛の動きを見極め、冷静に右足で決めた。試合は浦和が3-0で勝利した。

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