I組の川崎フロンターレはユナイテッド・シティ(フィリピン)を2-0で下して、4連勝の勝ち点12で同組首位をキープ。決勝トーナメント進出に王手をかけた。

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先発8人を入れ替えて大幅にターンオーバーした川崎Fは、辛くも勝利をつかんだ。前半18分にFW知念のゴールで先制するも、その後の猛攻は相手GKに阻まれ続けた。後半途中からMF家長、DF山根のレギュラー陣を投入し、直後に2人の連係からMF長谷川が決めて突き放したが、鬼木監督は「決めるべきところで決めきれず、自分たちで難しいゲームにしてしまった」と反省を述べた。

ACL参加のため、国内でもハイペースで試合を消化してきた。山根やMF三笘ら代表選手も多く、シーズン半ばとはいえチームの疲労感は否めない。中2日の6連戦のうち4試合を終え、指揮官は「第4戦がコンディション的にきついと思っていた。選手全員が協力して乗り切ってくれたことにすごく感謝している。(次戦)大邱との試合は決勝戦だと思って戦う」と、気合を入れ直した。