Fリーグ1部のYSCC横浜に新加入したサッカー元日本代表MF松井大輔(40)が14日、横浜市内で入団会見に臨んだ。過去には、横浜FCのFWカズ(54、三浦知良)がシーズンオフにFリーグでデビューした事例はあるが、W杯を戦った代表選手がFリーグに本格参戦するのは松井が初めて。

松井は冒頭で「本当はベトナムでプロ生活を終えようか迷っていましたし、この1年で引退を考えたこともありました。違う挑戦させてもらえることに感謝したいと思っています。挑戦が始まるということで、自分もワクワクしているし、サッカー人として、子どもに戻ったようなプレーが出来れば面白いと思うので、見ていただいたらと思います」とあいさつ。引退もよぎったと言うが、新天地でのプレーを決めた。

◆松井大輔(まつい・だいすけ)1981年(昭56)年5月11日、京都市生まれ。鹿児島実3年で全国高校選手権準優勝。00年京都に加入し、5年間プレーした後に欧州へ。ル・マン、サンテティエンヌ、グルノーブル(以上フランス)を経てトム・トムスク(ロシア)-ディジョン(フランス)-スラビア・ソフィア(ブルガリア)-レヒア・グダニスク(ポーランド)-磐田-オドラ・オポーレ(ポーランド)-横浜FC。21年1月からベトナムのサイゴンFCに半年間所属した。日本代表では10年W杯南アフリカ大会に出場。全4試合に右MFで先発し、16強入り。国際Aマッチ31試合1得点。夫人は11年6月に結婚したタレントの加藤ローサ。175センチ、66キロ。