川崎フロンターレと蔚山、JとKの両リーグで首位に立つチームの日韓頂上決戦は、PK戦までもつれ込む死闘の末に蔚山が制した。アジア制覇を目指した川崎Fは、ベスト16で姿を消した。

前半は蔚山の圧力を受けて、川崎Fは思うように組み立てられなかった。後半は一転主導権を握る時間が長かったが、相手の強固な守備を崩しきれず、0-0で90分を終えた。

延長前半ロスタイムには、FKからFW知念がヘディングで決定的なシュートを放ったが、相手GKのファインセーブに阻まれた。延長後半15分には、相手のシュートをGKがキャッチし損ねたボールがポストに直撃する場面があったが、得点は許さなかった。

PK戦では、先攻の川崎Fは5人中3人が失敗した。足もとの芝が大きくはがれるような、過酷な条件だった。一方の蔚山は最後のキッカーが落ち着いて決めて、死闘を制した。