8位のモンテディオ山形が昇格レースから大きく後退する痛恨の1敗を喫し、7季ぶりのJ1復帰が遠のいた。ホームで昇格圏の2位京都に0-2で敗れて2連敗。これで昇格圏との勝ち点差は14に広がった。今季は残り12試合。最大で勝ち点36を得られるため、数字上ではまだ可能性を残す。しかし、直接対決で勝ち点差を縮めるチャンスを逃し、上位2チームを追うには厳しい状況だ。

与えてはいけない先制点を献上した。前半44分、相手にロングパスを通されると、GKビクトルが飛び出してかわされる。直後のFWウタカのシュートはDF山崎がヘディングではね返すも、そのこぼれ球をFW宮吉に拾われ、ゴールネットを揺らされた。さらに後半15分にも追加点を奪われた。京都はリーグ1位タイの24失点。堅守を誇る相手に先行されるのはあまりにも分が悪すぎた。先月入団したFWマルティノスは加入後初のベンチ入りを果たし、後半26分から出場した。

クラモフスキー監督は「試合でいいパフォーマンスを出せたので、0-2で負けたのが信じられない」と悔しがった。一時は12戦無敗(10勝2分け)を誇った山形だけに、次節25日のアウェー愛媛戦から再び意地を見せたい。