J2アルビレックス新潟のMF高宇洋(23)がチームを4試合ぶり勝利に導く。19日のアウェー東京ヴェルディ戦へ向け、18日は聖籠町で練習を行った。今季ここまで全29試合出場のボランチは「中盤の選手が前向きでプレーできれば決定機は増える。自分のところでボールを奪った後、縦パスも意識したい」と勝利へのイメージを口にした。

今季開幕から13戦無敗で首位を快走したが、中盤戦以降は調子を崩して前節を終え、勝ち点51で3位。18日には上位の磐田、京都などの試合があり、J1昇格圏2位磐田との勝ち点差は12に広がり、暫定6位で東京V戦を迎えることになった。3位以下は大混戦となったが「(京都、磐田の)上2つに追いつくことしか考えていない。今はプレッシャーより、やりがいの方が大きい」と言い切る。

東京Vには前回対戦(3月27日)で7-0と大勝も、過去13戦で1勝7分け5敗と負け越し、アウェーでは3分け3敗と勝利がない。リーグ戦残り13戦で逆転昇格をつかむためにも「鬼門」で必ず勝ち点3を奪いたい。勝利のカギを握る高は「目の前の敵をぶっ倒す。勝って流れに乗りたい」と気合を入れた。【小林忠】