フットサルFリーグのエスポラーダ北海道、水上玄太(38)が4日、前人未到のリーグ400試合出場を目前に気持ちを高めた。東京オリンピックやワールドカップによる約2カ月半の中断期間明け初戦となる10日の立川・府中戦(北ガスアリーナ札幌46)に出場で偉業達成となる。この日、札幌市役所を表敬訪問し「メモリアルゲームでゴールを奪い、チームを勝利に導けるように頑張りたい」と意気込んだ。

Fリーグが開幕した07年シーズンからステラミーゴいわて花巻で、Fリーガーとしてのキャリアをスタートした。09年から地元の北北海道でプレー。身長170センチと小柄ながら持ち前の得点力で活躍を続け、15シーズンで重ねた通算出場試合数は現在リーグ最多399試合。通算254得点はリーグ3位だ。「Fリーグ開幕からやっている選手はまだ何人かいるけど、一番先に達成できそう。でも気付けばという感じ」と話した。

中断前はチーム最多4得点を挙げているが、2勝1分け4敗で12チーム中9位。節目の試合へ「勝たなかったら意味がない。ホームの1勝が欲しい」と結果を求める。チーム最年長だが、まだまだ若手に負けるつもりはなく「得点王を取れるように。チームとして1つでも上の順位にいけるように」と目標を掲げていた。【保坂果那】