J1清水エスパルスが5試合ぶりの白星を目指す。19日は静岡市内で最終調整。20日のホーム広島戦(アイスタ、午後3時)に備えた。

現在16位で、降格圏最上位の17位徳島との勝ち点差は「3」に迫っている。下位4チームがJ2に降格する異例のシーズンは、残り3試合。現時点で残留を確定させていないのは、15位湘南以下6チームとなっている。

2週間の準備期間で、入念に戦術を磨いてきた。6日の前節札幌戦(2△2)以降、4日に就任した平岡宏章監督(52)は「守備のスイッチの入れ方と、攻撃の(プレーの)共有を確認してきた」と明かした。広島戦ではDFヴァウド(29)が出場停止。最終ラインの要を欠くことになるが、指揮官は「誰が出ても同じサッカーができる準備をしてきた」と強調した。本拠地で勝ち点3を積み上げ、来季J1残留へ前進する。【古地真隆】