8位アビスパ福岡がJ1初の1ケタ順位でのフィニッシュを確定させた。

前節降格が決まった19位ベガルタ仙台と2-2のドロー。前半26分、MF前寛之(26)がCKのこぼれ球を拾い、右サイドのMFジョルディ・クルークス(27)に展開する。クルークスがペナルティーエリア外から豪快に左足を振り抜くと、美しい軌道を描き、ゴール左隅に先制弾が突き刺さった。1-2の後半42分、右クロスをFWフアンマ・デルガド(31)が頭で折り返し。ゴール中央のMF金森健志(27)が頭で狙ったが、クロスバーを直撃した。それでもこぼれ球を右足で押し込み、起死回生の同点ゴールを決めた。

途中出場で大仕事をした金森は「きれいな形ではなかったが、スタジアムに来てくれたファン、サポーターの思いで入ったゴールだと思います。感謝したいです」と話した。

一方のベガルタ仙台は新体制初勝利を逃した。前節で降格が決まり、手倉森誠監督(54)が退任。この試合はヘッドコーチから昇格した原崎政人暫定監督(47)が指揮した。MF気田亮真(24)が2ゴールを決めて、一時逆転したが、試合終了直前に追いつかれた。

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