J2京都サンガが12年ぶりのJ1復帰を果たした。

引き分け以上が自力昇格の条件だった28日のJ2リーグ・千葉戦(アウェー)を0-0のドロー。歓喜の時を迎えた。

クラブは29日、就任1年目で悲願を達成した曹貴裁(チョウ・キジェ)監督(52)らのコメントを発表した。

▼曹貴裁監督 「12年ぶりにサンガがJ1に昇格しました。1年弱、このチームに携わらせていただき、このような結果が出て、本当にここにいる選手たち、また、ここには来られなかった選手やスタッフ、フロントスタッフの皆さん、アカデミーの選手や保護者の皆さま、それから京都に住んでいるサンガを応援してくださっている皆さま、スポンサーの皆さまに本当におめでとうございますと言いたいです。

僕は監督としてまだ未熟ですが、今年京都に来て、新しいフットボールに挑戦して、それに見事選手たちが応えて結果を出してくれたので、これは本当に選手たちの努力のたまものだと思います。

自分は指導者としても、人としても足りないということを痛感する毎日ですが、本当に今年は選手から学ぶことが多かったです。最終節の1試合、また選手たちとしっかり準備してホームゲームに来てくださる沢山のファン・サポーターの皆さまに勝ち点3を届けたいと思います。

あくまでも“J1昇格”というのはチームにとって通過点だと思いますし、今後どういうサッカーを展開していくのか、それに対して選手がどう対処していくのかというのをすくい上げて、世界のサッカーはまだまだ進歩していますので、追いつけ追い越せができるような、そんなチームになってもらいたいなと思います」

 

▼MF松田天馬主将 「シーズンを振り返ると決して楽なシーズンではありませんでしたが、『HUNT3』という名目を掲げて『ハイインテンシティ』で究極のサッカーを目指して新しいチャレンジを忘れずにやってきたからこそ、身を結んだのかなと思います。

継続する力でしたり、仲間が一体となってその力を証明できたのではないかと思います。

個人的には、初めてキャプテンという経験をしましたが、すごく責任を感じてしまってなかなかうまくいかない時期もありました。けれど、サポーターの皆さんや近くにいる仲間、スタッフの方々に本当に支えられた1年だったと思います。曹監督もおっしゃっていたとおり、ここは通過点なのでまだまだ高みを目指して頑張っていきたいと思います」