今季限りの引退を表明しているセレッソ大阪の元日本代表FW大久保嘉人(39)が“幻ゴール”でJ1リーグ最終戦を終えた。

前半35分にCKからMF清武のクロスをファーサイドで受けた大久保がシュート。相手DFに当たっての先制ゴールは、オウンゴールとなった。

先発した大久保は後半42分までプレー。オーバーヘッドでシュートを狙い、ヘディングでのシュートが清水GK権田の好セーブに阻まれるなど、何度もチャンスを作りながらゴールを奪えなかった。

13年度から3年連続の得点王。J1通算歴代最多191ゴールからの上積みはならなかったが、最後まで見ている者を魅了した。残るは天皇杯。12日に浦和レッズとの準決勝(埼玉)に臨む。

試合後、オンラインの会見に臨んだ。

-Jリーグ最後の試合

大久保 21年目でよかったですね。Jリーグという舞台に立てて楽しくもあり、苦しくもあり。その中で自分を表現できた。

-OGになったが

大久保 記録する人が空気読めばよかったんですけどね。最後だから。自分が決めた時と同じぐらい、サポーターの真ん前で決めて喜べたし、いい感じで締めくくれたと思う。

-みせた

大久保 風が強くて合わせるの難しかったが、ゴールに向かっていけば何か起きるかなと。Jリーグの選手見ていてもワクワクという選手いないので、そういう選手がたくさん出てきてほしい。

-残る天皇杯に向けて

大久保 トレーニングも数少ないし、楽しみながらやることですかね。

-C大阪の選手に伝えたい

大久保 すべてを伝えたいし、いい選手がたくさんいる。自分が持っているものを伝えられたらワクワクする選手になると思う。シュートの打ち方、動き方を伝えたいと思います。

-後半の決定的シュート

大久保 あそこに出してくれれば、常に狙っていますし、あと何センチか身長があれば上からたたけた。最後にきたというワクワク感を感じられたことにチームメートに感謝したい。

-下がった時の思い

大久保 これでリーグ戦終わりだなというのはありましたけど、まだ天皇杯あるんで。まだ次だという思いで下がりました。(天皇杯に向け)頑張ります!