WEリーグのアルビレックス新潟レディース(L)村松大介監督(44)が第10節を終えて2勝2分け5敗で9位のリーグ前半戦の振り返った。冬季中断期間を挟み、第12節からの後半戦は来年3月5日に再開する。25日に初戦(4回戦)を迎える皇后杯をきっかけに後半戦、巻き返しを狙う。

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-10節を終えて

村松監督 アクシデントが非常に多いスタートだった。1、2節で勝ちをつかめなかったことで選手の自信が少しずつ失われた。そんな中でシーズンが進んで行ってしまい苦しい状況となった。司令塔の川村の(ケガで)不在がひとつ大きなところ。皇后杯とキャンプでパワーアップし、後半戦は得失点マイナス6を0にしていきたい。

-勝ち点8で9位

村松監督 立ち上がりでつまずいた時点で苦しい展開は予想されていた。致し方ない。受け止める。苦しい前半戦を過ごした中で選手の心の成長があったと思う。ひた向きに練習を継続してきた。今後に必ずつながっていくと思う。

-プロリーグに変わってのシーズンには

村松監督 与えられたことだけをやるのではなく、自分から行動を起こしているところが見られる。練習前の準備や練習後の自主トレでも個々のやるべきことを考えながらアクションを起こす選手が増えてきた。

-後半戦へ強化点は

村松監督 ゲームに合わせて選ぶ力、観察力も大事になってくる。状況に合わせて考えながらアクションを起こし、整理されれば落ち着いたゲーム展開になりチャンスも増えてくると思う。

-皇后杯には

村松監督 トーナメント戦の一発勝負になるので1戦1戦大事に戦いながら準決勝進出を目指す。

◆第11節延期 新型コロナのオミクロン株の拡大に伴う政府の対応に基づき、オランダ遠征から1日帰国した女子日本代表について2週間の待機が必要になった。この措置で国内組18選手が4日WEリーグ第11節に出場できなくなったため、公平性の観点からリーグ戦は延期となった。