2大会連続で4強入りする帝京長岡(新潟)は、神村学園(鹿児島)に3ー2で競り勝ち、3回戦進出を決めた。

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0ー0の前半16分、FW渡辺祐人(3年)が技ありボレーを決めて勢いづくと、同32分にも追加点を奪った。後半4分に左CKから1点を返されたが、同18分にMF三宅凌太郎(3年)のゴールで突き放した。同じホテル、練習会場で調整した神村学園を退け、2日の3回戦では桐光学園(神奈川)と対戦する。

エースストライカーが勝利を引き寄せた。0-0の前半16分、渡辺はMF佐々木奈琉(3年)の右からのロングスローをゴール前で待ち構えると、相手DFに背中を預けながら体をひねって右足ダイレクトボレーでネットを揺らした。「練習していた形。狙い通り」。同32分にも好連係から冷静に2点目をゲットし「1点決めたことで落ち着けた。勝利につながってうれしい」と笑顔をみせた。4強入りした前回大会はベンチ外だったが、初の「全国のピッチ」で躍動した。

対戦相手の神村学園とは宿泊ホテルと練習会場が一緒という偶然が重なったが、特別な意識もなし。試合前には「相手のことはよく分からない。自分たちのサッカーをやるだけ」とマイペースを崩さなかった。選手権新潟県大会の準決勝、決勝とプレミアリーグ参入戦に続く公式戦4戦連続ゴール。大事な局面でゴールを決め続けるエースは「得点王を狙っている。次は今日の2点を超えたい」と話した。2日の3回戦は桐光学園戦。「目標の日本一に向けて、絶対に勝ちたい」と意気込んだ。【小林忠】

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