今季から背番号「10」を背負う鹿島アントラーズのMF荒木遼太郎(19)が全体練習が始動した12日、オンラインで取材に応じ、10得点10アシストを目標に掲げた。プロ2年目の昨季は、レジェンドの柳沢敦氏らが背負った「13」を付けてプレー。19歳シーズンで、94年の城彰二以来、史上2人目となる10代シーズンの2ケタ得点を達成した。今季は自ら志願しての「10」に変更。中学、高校時代から「10」を背負っていたことに加え、東福岡高と鹿島の先輩である本山雅志が付けていたことも大きかった。荒木は「本山さんが付けていて、自分も付けたいなと思っていた。今年、少し迷ったんですけど、10番を付けて戦いたいと思った」と志願の理由を説明した。

昨季「13」を背負った時の方が、プレッシャーは大きかったと言う。そのプレッシャーに打ち勝ち、10得点を挙げた。今季の個人の目標は「10得点10アシスト」と掲げる。荒木は「去年は10ゴール取れて。正直、そんなに行くとは思ってなかったし、結構、ラッキーな部分もあった。その分、期待も高くなる。期待に負けないようなゴール数、数字、プレーをしていきたい」と話した。

今季は前線にFW上田綺世、シントトロイデンから復帰したFW鈴木優磨、FWエヴェラウドとストライカーがそろう。荒木は「今年は前線の選手が多くてFWは強烈。アシストの方は意外と問題ないかなと思っていますが、ゴールはもっと去年より貪欲にシュートの意識を増やしていきたいと思っています」と意気込みを語った。