今季からJ1サンフレッチェ広島を率いるドイツ人のミヒャエル・スキッベ新監督(57)が、3月にも来日する方向になった。

19日の開幕サガン鳥栖戦(ホーム)に向け、17日にリモート会見。仙田信吾社長が「昨夜、Jリーグから連絡があり、3月上旬には入国できることが決まりました」と明かした。新型コロナウイルス感染拡大防止による新規外国人入国規制のため、キャンプには帯同していなかった。

同監督はドイツのドルトムント、レバークーゼン、フランクフルト、トルコのガラタサライなど名門クラブを率いた経験を持つ。18年までギリシャ代表の監督を務めるなど、実績は申し分ない。

キャンプ中は映像を使ってドイツから指示を出していたといい、激しいプレスとタテに速い攻撃スタイルを浸透させようとしている。

この日、ドイツからリモートで取材に応じたスキッベ監督は「ドイツから開幕を迎えることになってしまったが、仕上がりには満足している。プレッシングは、回数多く練習をされている。開幕戦では新しいサンフレを見せることができるだろう。欧州のトップチームや、多くの代表チームが採用している近代サッカーの戦術だ」と自信を見せた。

まだ選手とは対面していないが「名前とポジションは一致している」と語る一方で「先日のミーティング(リモート)は全員がマスクをしていたので、顔と名前が一致するかは分からない。でも会えばすぐに分かるようになるだろう」と話した。

昨季、広島はJ1で11位。同監督は「その成績(11位)は上回ることができるだろう」とキッパリ。

新生サンフレが、いよいよ船出する。