Jリーグに今季から参入したいわきFCが、初物ずくめのJ3開幕戦で勝ち点1をつかんだ。アウェーで鹿児島ユナイテッドと1-1のドロー。前半4分、右サイドバックのDF嵯峨理久(23)が、チーム第1号となる先制点を決めた。同42分の初失点で同点にされるも、昨季JFL王者として堂々渡り合った。新指揮官の村主博正監督(45)がJ初采配。スタメン11人中8人がJリーグ初出場で、先発の平均年齢も23・64歳と若い。初勝利はお預けとなったが、フレッシュいわきが、確かな1歩を踏み出した。

村主監督が指揮官デビューした。岐阜、町田、松本でコーチ経験はあるが、自身がタクトを振るのは、この試合が初。試合後「いわきFCがJリーグに入り、勝ち点1を取れたことをプラスに捉え、次は勝ち点3を取りたい」と話し、「最初のアップでは硬さが見えたが、みんなたくましく戦ってくれた。試合を見て頼もしいと思った」と選手をたたえた。