新加入のFWアレックス・シャルク(29)が移籍後初得点から2ゴールの活躍を見せ、浦和レッズが連勝した。

この日のマンオブザマッチに輝いたシャルクは「ACLで2ゴールを決めながらデビューすることができてうれしいです」と喜んだ。

前半は26分にMF明本が先制ゴール、同31分にDFショルツがPKを決めて、2点をリード。ACL初出場となったシャルクは、後半から途中出場。同8分にペナルティーエリア内でDF岩波の折り返しを押し込みゴールを決めた。「1点目はストライカーらしいゴールを決めることができた」。

同31分にはペナルティーエリア前右寄りからのフリーキックを右足で直接決めて、この日自身2点目。完璧な軌道に、ガッツポーズも飛び出した。

「自分の武器だと思っていますし、クオリティーにも自信がある。新しいチームに来たばかりで、全てのフリーキックを蹴ろうとする傲慢(ごうまん)な姿を見せたくはないと思っていたが、あのフリーキックはチャンスだと思ったので、蹴りました」。

今月5日にチームに合流したばかりだが、チームメートとの連携でも勝負強さでも、存在感を見せた。

後半ロスタイムにはMF安居が自身初ゴールでダメ押しの5点目。前節から先発9人を入れ替えた浦和だったが、選手層の厚さを見せて大量得点で勝利。ロドリゲス監督は「今日の結果には満足しています」と充実感を漂わせた。