鹿島アントラーズのバイラー監督(48)が22日、23日のホームでのルヴァン杯・大分トリニータ戦に向けオンライン取材に応じ「得点と勝利」の明確な目標を口にした。勝てば1次リーグ突破に大きく前進する一戦。「目的は明確。試合に勝つこと。そのためには得点をしないといけない。我々にとっては明確な目標になっている」と話した。

就任以降、各選手の能力を最大限に引き出す目標を掲げ、公開練習では1対1の練習などハードなメニューを課している。守備的選手が攻撃選手を抜いてシュートを打つなど、試合ではなかなか見られないような様子も練習で見られている。バイラー監督は、1対1のメニューの意図について「監督として、選手個々のいろんなところを総合的にレベルアップしたい思いでいる。攻守にわたって総合的に、何か起きたときに対応できるような選手を育てたい」と説明。その上で、ハードな1対1のトレーニングで、疲れている状況下の中でも、明確な対応や動きを培う意図があることも明かした。

チームづくりの中で、指揮官として選手の内に秘めているポテンシャル、発想力や決断力を算出する役割を意識している。「それぞれの能力のポテンシャルを最大限に引き出すことが最大の目標。それができれば、個が強くなればチームも強くなる。終わりなき追求になっていく」と述べた。