清水エスパルスMFベンジャミン・コロリ(29)が27日、今季本拠地初白星となる8戦ぶり勝利へ闘志を燃やした。

次節ホームのサンフレッチェ広島戦(29日)に備え、静岡市内で非公開練習。「最終的にチームが勝っていることが大事。ハードワークをしたい」と勝ち点3を見据えた。

加入2季目の今季、3月26日のルヴァン杯広島戦(2○1)で待望の来日初ゴール。「ゴールを取ることで全てが順調にいく」と、今月2日のリーグ鹿島アントラーズ戦(1●2)では公式戦2戦連発を記録した。同試合で右足を痛め一時離脱したが、現在は復帰。「痛みも全くなく、コンディションも良い」と万全を強調した。

開幕からFWでプレーしてきたが、チアゴ・サンタナ(29)やオ・セフン(23)らFW陣が合流。復帰戦となった23日のルヴァン杯名古屋グランパス戦(0●1)では、後半38分から左MFでプレーした。「元々やっていた位置。慣れていけば良い結果が出る」と、本職での連係を高めている。

チームは現在、3試合連続のドロー。17日の前節サガン鳥栖戦(0△0)では、決定機での精度を欠いた。コロリは「どの試合もチャンスはつくれている。後は決めるだけ。広島戦では点も取っているし、同じように点を取りたい」。今季公式戦3点目にも意欲を示した。【前田和哉】