首位の鹿島アントラーズがサンフレッチェ広島に完敗した。2日に来日し、今季からクラブアドバイザーに就任したジーコ氏が現地で観戦。

だが、新加入の元スイス代表FWベン・カリファとエースFWジュニオール・サントスが2トップを組む広島に対して、序盤から後手に回った。

セカンドボールが拾えず、中盤やサイドでの1対1でも相手が上回り、FW上田とFW鈴木の鹿島の看板2トップも見せ場がなかった。

鹿島のバイラー監督は試合後、「0-3で負けるような内容な程でもない。前半、何度かチャンスがあった」と前向きな言葉を出した。だが、チームの持ち味の縦に速い攻撃は相手の速い寄せの前に不発で、球際でも競り負けた。指揮官は「セカンドボールを拾う、デュエルの部分で競り負けていた。メンタルの部分で相手がこの試合にかけていたところが、いろんな部分の姿勢、反応でやられていたと思う。自分たちがやろうとしたことがうまく表現できなかった」と振り返った。