鹿島アントラーズのDF安西幸輝(26)が12日、14日のコンサドーレ札幌戦に向けオンライン取材に応じ、連敗回避を掲げた。7日のサンフレッチェ広島戦は連戦の疲労もありアグレッシブな姿が影を潜め、完敗。安西は「ディフェンス陣として3失点はいただけない。広島に何もさせてもらえなかったという印象が強い。2トップをしっかり対策されて。2トップ以外の攻撃の質を上げないといけないと感じた」と猛省。今週のトレーニングでは攻撃の組み立て、プレスの連動の意思統一を図ってきた。札幌も広島と同じ3バックのチームで「練習の中で修正したことを試合に生かせるように頑張りたい」と意気込み「優勝するチームは連敗しない。しっかりホームで勝ち点3取れるようにやりたい」と話した。

今季はリーグ戦でフル出場。だが本人は「攻撃の部分が去年に比べて減っている。自分の今季の出来は今までサッカーをやってきた中で、一番悪いと思っている」と満足はしていない。セレッソ大阪戦で快勝も、FW鈴木優磨から「細かいミスを減らしてくれ」と言われたことを明かした。安西は鈴木について「鹿島が勝つために発言をしているので。その部分は受け止めてサッカーしている」とし、鹿島で先発する誇りと責任を持ってプレーすることを誓っていた。