ジュビロ磐田は3試合ぶりの白星を手にした。

この日は磐田市内の小学校全22校から5、6年生約3100人が来場。クラブと磐田市が協力して行う年に1度の「小学生一斉観戦」だった。子どもたちが見守る中で選手が奮起。終盤に勝ち越す劇的勝利を飾った。

1-1で迎えた後半43分、MF鹿沼直生(24)がゴール前のこぼれ球を右足ダイレクトで決勝点。J1初先発のピッチでJ1初ゴールを挙げた。鹿沼は「最初は緊張で息が上がっていたけれど、ピッチで誰よりも走ってやろうと思った」。言葉どおり、90分間の総走行距離は両チーム最長の12.591キロ。得点以外でも豊富な運動量を生かした献身的なプレーが光った。

小学生の記憶にも残る1勝でチームの連敗は「2」でストップ。値千金の決勝点を挙げたヒーローは「絶対に勝たなければいけない試合だった。チームとして連勝を狙っていきたい」と次戦を見据えた。

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