東部6位の飛龍が、3大会連続のベスト8を決めた。日大三島(東部1位)に1-0で辛勝。今季の練習試合で2戦2敗の格上を退けた。前回準優勝の清水東(中部1位)を4-2で下した2回戦に続く、殊勲の白星となった。

前半2分、CKからのこぼれ球を、FW手登根蒼人(てとね・あおと、3年)がゴール左下に押し込んで先制。「気持ちでゴールした。うれしかった」。その後、相手の猛攻を受け、守備の時間が続いた。DF吉田優主将(3年)は「球際で競り勝つこと、走り負けないことを、チーム全員が徹底できた」と満足げ。堅守が勝利につながった。

菊川達也監督(44)は「選手全員で声を掛け合い、組織的に、よく粘って守れた。泥くさいチームになってきた」と手応えを得ていた。28日の準々決勝では、前回王者の静岡学園と対する。「当たって砕けろの気持ちで戦います」と指揮官。最近2大会連続で準々決勝敗退だが、下克上で4強入りするつもりだ。【山口昌久】