清水エスパルスは1-3で柏に敗れ、今季ワーストの3連敗を喫した。

前半13分に中央を崩され、先制点を献上。同39分には自陣でのパスミスから追加点を許した。平岡宏章監督(52)は「簡単なボールの失い方からやられてしまった」。戦前に警戒していた相手のカウンターから失点し、意気消沈した。

後半13分にはセットプレーの流れから3失点目を喫した。反撃は、途中出場から今季初ゴールを挙げたDF片山瑛一(30)の1点だけ。指揮官は前節東京戦からスタメン3人を変更し、MF西沢健太(25)とMF中山克広(25)を両サイドハーフに配置。だが、思い切った選手起用も効果はなく、西沢と中山は前半45分間だけでピッチを退いた。

チームは最近5試合で1分け4敗。攻守で精彩を欠き、チーム状況が好転する兆しも見えてこない。来月1日の天皇杯2回戦の後には、約2週間のリーグ戦中断期間がある。チームの立て直しが急務で、平岡監督は「連係面も含めて、しっかりとすり合わせなければいけない」と必死に顔を上げた。【神谷亮磨】